毎日投稿したい、そんなことを言った記憶があります
リメイク版のワンダと巨像に手を付けてしまったのが運の尽きでした
リメイク版のワンダと巨像に手を付けてしまったのが運の尽きでした
クリセバ、ですが二人はまだ友達です
セブがちょっと不思議ちゃん?(で済むか?)なのでなんでも許せるかた向け
ステキなクリセバ本を読んでからクリセバwithドジャーさんがマイブームなのですが、わたしが書くとどうしてこうなっちゃうんだろう
いちおう両片思いだと思います
セブがちょっと不思議ちゃん?(で済むか?)なのでなんでも許せるかた向け
ステキなクリセバ本を読んでからクリセバwithドジャーさんがマイブームなのですが、わたしが書くとどうしてこうなっちゃうんだろう
いちおう両片思いだと思います
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ハァイ。あなたって、もしかしてクリス・エヴァンスよね?
立ち止まってセルフィーに付き合うか、振り返って手だけ振るか、無視して立ち去るか。クリスにはさまざまな選択肢がある。普段はおおむね二番目か三番目の選択肢を選ぶが、今日だけは立ち止まって振り返った。その声に聞き覚えがあったのと、クリスより先に隣のドジャーが足を止めたからだ。
逆光に目を細める。街路樹の長い影。その中に、見覚えのある立ち姿。
サングラスのうえから愉快そうにきらめく青い瞳がのぞき、クリスは一瞬言葉を失って立ち尽くした。
「……ビックリした」
嬉しい驚きに目を瞬くクリスに、セバスチャンは得意気な顔で「サプライズ!」と笑う。リードの先のドジャーは、動揺する主人を不思議そうに見上げながらふんふんと鼻を鳴らした。
「どうしたの、オフ?」
「そう。買い物に出たら、たまたま見かけて」
「そっか、すごい偶然だな」
うん、と頷いたセバスチャンは、けれどすぐ照れたうな顔で頬をかいた。
「……いや。実は、君がよくこの辺を歩くって聞いて」
「……え?」
「待ち伏せしてた」
待ち伏せ。
その言葉に唖然とするクリスを、ドジャーのきらきらしい瞳が見上げる。
「やあ。君がドジャー?」
その問いかけに、ドジャーは首を傾げながらセバスチャンの顔を見上げた。セバスチャンは視線を合わせるように屈み「触っていいかい?」とクリスを見上げる。つられてドジャーもクリスを見上げ、クリスは二対のきらきらしい瞳に見上げられて、ほんの少しだけたじろいだ。
「い、いいよ」
「ほんと? やった!」
セバスチャンの喜色満面な顔を見るに、彼はもしかすると、ドジャーのことを待ち伏せしていたのかもしれなかった。てっきり自分を待ち伏せていたものと思い込んでいたから、拍子抜けしたような、期待が外れたような、なんとも言い難い気分になる。
……期待が外れた?
「わっ、顔はダメだって!」
ドジャーの長い舌が、セバスチャンの口元をべろりと舐める。ダメ、と言いながら、その顔はじつに嬉しそうだ。
「……なあ、セブ」
「ん?」
「君が待ち伏せてたのって、もしかして、ドジャーに会うため?」
クリスはすっかり蚊帳の外にされている悲しみを押し殺しながら、けれど「そんなことないよ」と言ってほしくて、ついそんな疑問を口にする。
セバスチャンはクリスの望み通り「そんなことないよ」と笑った。
「犬に会うためだけに友達を待ち伏せするなんて、それじゃあただの怪しいやつだ」
「……友達に会うために待ち伏せするのも、十分怪しいと思うんだけど」
「そうかな。よくわかんないや」
「そうだよ」
喜びや疑問、困惑、といった感情がぐるぐると頭をめぐる。仕事以外でセバスチャンに会えたのは嬉しい。わざわざ会いに来てくれたことも嬉しい。ただ、その手段が待ち伏せだったことについては疑問が残った。そこまでするか、という戸惑いもある。
「セブ、君、変わってるって言われたことない?」
「ないよ」
「あるだろ」
「ないったら。……あ、そうだ。このあと暇だろ?」
すぐそこにいい店があるんだ、とセバスチャンが続ける。軽食がとれるカフェで、デザートがすごくおいしいのだそうだ。
「……別にいいけど」
ぼんやりとした違和感を抱きながら、断る理由も見つけられずに頷く。セバスチャンはまた喜色をあらわに笑い、飛び上がるように立ちあがった。
「やった! もしかして、行ったことない?」
「ないな。男一人じゃ結構勇気がいる感じの店だろ?」
「へえ、そういうこと気にするタイプなんだ」
意外だな、とからかうように眉をつりあげたセバスチャンは、けれどすぐにまたにこにこと笑ってクリスの顔を覗きこんだ。
「この辺、いい店が多いよな」
「そうなんだ。俺、あんまり詳しくなくて」
「もったいないな、せっかく近くに住んでるのに」
「仕事以外だと、ドジャーの散歩くらいでしか出歩かなくてさ」
じゃあ俺が案内するよ、とセバスチャンはまた嬉しそうに笑いながら言った。クリスも「助かるよ」と笑いながら返し、それから、なぜ彼がこんなにもこの辺りに詳しいのだろう、と内心で首を傾げる。
それ以前に、住所を教えたことがあっただろうか。
「……なあ、セブ」
「なあに」
「俺、この辺に住んでるって君に言ったっけ?」
その問いに、セバスチャンの歩みが止まる。
セバスチャンは立ち止まったままにっこりと笑い、顔じゅうに困惑の色を浮かべて立ち尽くすクリスをじっと見つめた。
「言ってないよ。でも、ちょっと調べればわかることだろ?」
立ち止まってセルフィーに付き合うか、振り返って手だけ振るか、無視して立ち去るか。クリスにはさまざまな選択肢がある。普段はおおむね二番目か三番目の選択肢を選ぶが、今日だけは立ち止まって振り返った。その声に聞き覚えがあったのと、クリスより先に隣のドジャーが足を止めたからだ。
逆光に目を細める。街路樹の長い影。その中に、見覚えのある立ち姿。
サングラスのうえから愉快そうにきらめく青い瞳がのぞき、クリスは一瞬言葉を失って立ち尽くした。
「……ビックリした」
嬉しい驚きに目を瞬くクリスに、セバスチャンは得意気な顔で「サプライズ!」と笑う。リードの先のドジャーは、動揺する主人を不思議そうに見上げながらふんふんと鼻を鳴らした。
「どうしたの、オフ?」
「そう。買い物に出たら、たまたま見かけて」
「そっか、すごい偶然だな」
うん、と頷いたセバスチャンは、けれどすぐ照れたうな顔で頬をかいた。
「……いや。実は、君がよくこの辺を歩くって聞いて」
「……え?」
「待ち伏せしてた」
待ち伏せ。
その言葉に唖然とするクリスを、ドジャーのきらきらしい瞳が見上げる。
「やあ。君がドジャー?」
その問いかけに、ドジャーは首を傾げながらセバスチャンの顔を見上げた。セバスチャンは視線を合わせるように屈み「触っていいかい?」とクリスを見上げる。つられてドジャーもクリスを見上げ、クリスは二対のきらきらしい瞳に見上げられて、ほんの少しだけたじろいだ。
「い、いいよ」
「ほんと? やった!」
セバスチャンの喜色満面な顔を見るに、彼はもしかすると、ドジャーのことを待ち伏せしていたのかもしれなかった。てっきり自分を待ち伏せていたものと思い込んでいたから、拍子抜けしたような、期待が外れたような、なんとも言い難い気分になる。
……期待が外れた?
「わっ、顔はダメだって!」
ドジャーの長い舌が、セバスチャンの口元をべろりと舐める。ダメ、と言いながら、その顔はじつに嬉しそうだ。
「……なあ、セブ」
「ん?」
「君が待ち伏せてたのって、もしかして、ドジャーに会うため?」
クリスはすっかり蚊帳の外にされている悲しみを押し殺しながら、けれど「そんなことないよ」と言ってほしくて、ついそんな疑問を口にする。
セバスチャンはクリスの望み通り「そんなことないよ」と笑った。
「犬に会うためだけに友達を待ち伏せするなんて、それじゃあただの怪しいやつだ」
「……友達に会うために待ち伏せするのも、十分怪しいと思うんだけど」
「そうかな。よくわかんないや」
「そうだよ」
喜びや疑問、困惑、といった感情がぐるぐると頭をめぐる。仕事以外でセバスチャンに会えたのは嬉しい。わざわざ会いに来てくれたことも嬉しい。ただ、その手段が待ち伏せだったことについては疑問が残った。そこまでするか、という戸惑いもある。
「セブ、君、変わってるって言われたことない?」
「ないよ」
「あるだろ」
「ないったら。……あ、そうだ。このあと暇だろ?」
すぐそこにいい店があるんだ、とセバスチャンが続ける。軽食がとれるカフェで、デザートがすごくおいしいのだそうだ。
「……別にいいけど」
ぼんやりとした違和感を抱きながら、断る理由も見つけられずに頷く。セバスチャンはまた喜色をあらわに笑い、飛び上がるように立ちあがった。
「やった! もしかして、行ったことない?」
「ないな。男一人じゃ結構勇気がいる感じの店だろ?」
「へえ、そういうこと気にするタイプなんだ」
意外だな、とからかうように眉をつりあげたセバスチャンは、けれどすぐにまたにこにこと笑ってクリスの顔を覗きこんだ。
「この辺、いい店が多いよな」
「そうなんだ。俺、あんまり詳しくなくて」
「もったいないな、せっかく近くに住んでるのに」
「仕事以外だと、ドジャーの散歩くらいでしか出歩かなくてさ」
じゃあ俺が案内するよ、とセバスチャンはまた嬉しそうに笑いながら言った。クリスも「助かるよ」と笑いながら返し、それから、なぜ彼がこんなにもこの辺りに詳しいのだろう、と内心で首を傾げる。
それ以前に、住所を教えたことがあっただろうか。
「……なあ、セブ」
「なあに」
「俺、この辺に住んでるって君に言ったっけ?」
その問いに、セバスチャンの歩みが止まる。
セバスチャンは立ち止まったままにっこりと笑い、顔じゅうに困惑の色を浮かべて立ち尽くすクリスをじっと見つめた。
「言ってないよ。でも、ちょっと調べればわかることだろ?」
